tracの代わりにredMineを使う5つの理由

普段プロジェクトではtracを使ってるんですが、今回新規プロジェクトで
redMineを採用する事にしました。


まあ、まだ使いこなせてないんですが、ちょっと触っただけでもTracより利点あるなーと
思ったんで説明。

設定が容易でかつ、webベース

TracでもWebadminのプラグインを使えばweb上から設定出来るようになりますが、
redMineでは、最初のデフォルトの状態で、管理機能からチケットの種別の登録や
ユーザーの登録、プロジェクトの作成等、tracのデフォルトではtrac-adminを使い
コンソールベースで作業する必要がある物が、Web上から出来ます。
以前は、「チケットの種別増やして」とか、PMの人に言われてsshでログインしてた物ですが、
これで解決します。

ワークフローが定義できる。

この機能については、Tracプラグインで出来るプラグインがあるのか知りません。
開発者では、バグを終了させる事が出来ない様設定できたり、機能を管理者の確認が
あるまで終了させない等が設定できます。
開発者は不具合をテスターに検証されるまでは完了と出来ないとか、
管理者が必ず機能をチェックしてメンバーに割り振るとか、
誰がどの機能を変更できると言うのが明確に定義できます。
バグの報告ルールや、機能の改修ルールがシステムで厳密に設定できます。
Tracでも同じ様に運用する事は出来ますが、システムで制限加えれるのが良いですね。

プラグイン無しにTracプラグインの機能を実現できる。

1番目の項目のWebベースで設定が出来るWebAdminのプラグインもそうですが、
ガントチャートがデフォルトで表示できたり、カレンダーを表示できたりと
Trac標準で出来ない事がデフォルトで出来る様作られています。
これはかなり重要です。元が単純な奴をカスタマイズすると、どうしても画面設計が
不自然な物になってしまいますが、redMineだと最初から想定されているので
あまり不自然じゃなく、自然に使えます。

画面がきれい

前の項目と被りますが、デフォルトのデザインがきれいで、シンプルなので、
解りやすいです。
tracの導入で一番困るのはPMやお客さん、使ったことがない人に使い慣れる様に
してもらう事ですが、デザインがわかりやすいと、簡単に操作してもらえる様になります。
ゴチャゴチャしていないのも重要です。
情報量が多いと、どう操作して良いか解らなくなりがちですが、
必要な項目だけに絞るのも管理画面があり、変更が容易なので、
プロジェクトで使う項目だけに限定できます。

svnとの連携が容易で、どのメッセージを拾うとどんな動きをするかも設定できる。

tracsubversionに連動させる為にtrac-post-commit-hookを設定するのは、
結構めんどくさいものです。
redMineだとweb上からすぐ変更できます。
また、慣れていないとmailの送信に失敗して何度もテストしてしまう事が多いと思いますが
Webの画面上でボタンひとつでメール送信のテストできるのが良いです。
他の機能は設定されていないのに、これだけ設定してるあたりが、他の人もよくある事なんだと
納得させられると同時に、完成度の高さに感心しました。

Ruby on Railsである。

redMineRailsのプログラムです、普段の開発がrailsベースでやっている
私にとってはこれはかなり大きなメリットです。
分からない所や不満点があれば、すぐにメスを入れられるからです。
pythonのコードも、読めば何となくやろうとしてる事はわかりますが、
簡単にカスタマイズ!というわけにはいけません。
まあでも、この項目に関しては私個人のみに当てはまりそうですね。


以上5点です。
ちょっと触ってぜひ新プロジェクトで使おう!と考えました。
他の人に見せても結構良い反応が多くて、正式採用される運びになりそうです。
また、使っていって気付いた点やカスタマイズした機能などあれば紹介していきたいと思います。