出来るエンジニアは安く、出来ないエンジニアは高い

開発生産性が低い方が収入が多いって変だよね
2日で開発を終えちゃうエンジニアのAさんと、同じ物に20日(1人月)かかるエンジニアのBさんを比較すると
Aさんは2人日の費用で終わり、Bさんは20人日の費用がかかる。


AさんがBさんと同じ給料をもらうにはBさんの200日分の作業をしないといけないわけです。
逆の言い方だと、BさんはAさんの2日分の仕事をする事で同じ給料がもらえているのです。


どう考えてもおかしいわけだけど、現状はそんな感じ。
ただ、逆の視点に立てば、経営者は、10倍出来るエンジニアに3倍の給料を出して雇うと
エンジニア7人分採算が浮く訳ですよ。
エンジニア一人の給与が400万〜600万だとすると、1200万~1800万程の給料払うよって
言われたらきっと良いエンジニアが集まると思う。


多分、それをやっているのがGoogle*1
自分は、10倍出来る人は10倍以上の価値があると考えているんですが*2
実態が1.5倍程度(そもそもそんなに行ってないかも)しか差がない今だけのお値段です。
本来のパフォーマンスの1/3以下でお買い物。7割引です。


すげー。


後は、10倍出来るエンジニアを雇っているから、3倍以上の費用を払ってくれと
お客さんに交渉する営業力ですね。
そもそもきちっとスキルを提示出来なきゃお客さんも納得してくれない訳で、
「単価が高い!」とか「こんな少ない工数に何でこんなに費用がかかるのか」って
言うかもしれませんが、きちんとお客さんの仕様を聞いて、他所の会社の10分の1の
期間で作れるって事をきちんと理解して頂ければ難しい話では無いです。*3


まあ、それをキチンと理解し、お客さんに理解して頂ける、やっぱりスキルのある営業担当も必要ですね。


エンジニアが頑張れば頑張った分見返りがある業界になると良いなあ。


「頑張らなくても、スキル無くても、働いて辛い思いしているんだから
 俺の10倍頑張ってる奴と同じ給料をよこせ。」
って言う主張より、自分は10倍出来るわけではないが、
「10倍出来る人に10倍給料を上げて下さい。俺も頑張ってその位置にいきます」
っていう主張の方が俺は好きだ。
と言うか、自分はそうありたい。
それ以上に、10倍出来る様に頑張らなきゃね。