業務を扱う、アプリケーションエンジニアがまず勉強する事

新卒で最初の職業がアプリケーションエンジニアだった。
ERPパッケージのカスタマイズを主に担当していた。
通販と販売管理の部分をやっていました。


プログラミングをする為にこの業界に入った私は憧れのSEになれるという事で
プログラミングを楽しみに研修を受けてました。


が、しかし実際の主業務はお客さんの業務の流れを聞いて、それにあった設定や
インストールを行い、カスタマイズを行い、使い方を説明する事でした。
プログラムの開発業務はあくまで一部であり、お客さんの業務がスムーズに
運用される事が求められました。
SEと呼ばれる人はプログラマの上位に位置し、すごいプログラムがかけるんだと
思ってましたが、業務に精通しているかどうかが仕事が出来るからどうかの
判断基準になっていました。


意外と、慣れるとそれはそれで楽しく、結構やりがいもあり面白かったんですが、
そんな業界に入ると、プログラムの勉強より業務知識の勉強が主になるので、
これまで学校でそんな事習ってないと勉強の仕方がわかりません。


と言うわけで、ERPのエンジニア向けの勉強法を説明します。

簿記の資格勉強

簿記は重要です。
経理業務以外の業務でも、伝票を切ったり、利益を計算するためだったり、
最終的に簿記的な知識が必要になります。
私は簿記の試験落ちましたが、簿記の試験の勉強をすることで体系的な知識を手に入れられ、
結構基盤になったので、勉強すると良いと思います。

本で業界の知識を勉強する

業務なんて業界によって違います。1個10円ぐらいの商品を何百万も売っている卸売り業と
1プロジェクト何百万〜何億円となるシステム会社では同じ業務の流れではやっていけません。


業界、業態によって仕事の方法は変わります。
実際経験しないとわからないのですが、結構業界についての本も出ているので、
目を通しておくと基礎が学べます。
ただし、お客さんによって業務の流れが変わるのであくまで参考程度に。

プロジェクトの資料を見る

先輩に頼んで、過去のプロジェクトの資料を見せて貰いましょう。
過去のプロジェクトで書かれた資料には、きっと業務フローや
用語集が乗っています。単語の意味や業務の流れを把握するのに
良い資料となってくれるはずです。

パッケージを設定してみる

ERPパッケージはどれもかなり複雑です。
いろんな会社の業態に対応するために「○○フラグ」などとシステムマスタに
大量に載っています。
設定は難しいですが、お客さんの気持ちをわかるためにも、あなたの会社のパッケージを
インストールしてみましょう。


可能であれば、他社のパッケージもインストールして、同じ点を探してみましょう。
同じ点と言うことは、どの会社も使うので、割と一般的な業務と言う事になります。

実体験

実際に参加しないと業務はわかりません。
お客さんの業務に立会いさせて貰えるとかはチャンスです。
お客さんの業務が普段どう流れているか体験しないと中々必要な機能が認識できません。